「赤木さん、一緒に帰ろう」
そう言ってアタシに目一杯の笑顔を向けてくれる人。
クラスメートのヒカリ。
この日はシンジ達がみんな訓練で(アタシは本来チルドレンじゃないから参加しなくてもいいのよ)学校にはアタシしか来ていなかったんだ。
当然、ヒカリの愛しの彼である鈴原君もいない。
だからこういう声をかけられたことになったわけだ。
「ん、ちょっと待って。すぐ荷物まとめちゃうから」
「うん」
アタシは端末を鞄に滑り込ませると、すぐに席を立った。
授業はペーパーを使用しないから帰り支度なんて楽なもんだ。
「よぉし、行こう!」
「ね、今日って暇なんでしょう?」
「暇って言われれば・・・まぁ否定できないわね」
身も蓋もない聞かれ方をして苦笑いをする。
「それじゃ、さ。ちょっといいかな?」
「うん?なにかしら?」
「えっと・・・そのぉ・・・」
ヒカリがこんな風に言い淀むのは十中八九彼のことなんだけど、取り敢えず聞いてみる。
「鈴原君のこと?」
「・・・(カァーッ)」
「(やれやれ・・・何時までも初々しいわねぇ)んじゃ、話を聞きましょう。いつもの店でコーヒーはヒカリの奢りね♪」
のろけ話を聞かされる手間賃と考えれば安いものだろう。
アタシはヒカリの手を引いて教室を後にした。
うぃんぐ・おぶ・ふぉーちゅん
〜へっぽこじっけんSS・少女達の絆??〜
*注意!!このSSは本編と全くもって関係ありません。ついでにキャラがちょっと壊れているかも・・・
だから読むときには気を付けてね。それじゃ!
喫茶店うぃんぐ。
ここのコーヒーはリツコ姉さんを唸らせるほどの味なのだ。
かく言うアタシもここのところ入り浸るようになって、店のマスターに顔を覚えられてしまっている。
今日なんかも「お、ユーちゃん。今日は良い豆が入ったんだ。試してみるかい?」なんて、顔を見た瞬間に言われてしまった・・・
おかげでサービスをしてもらっている面もあるから捨てたもんじゃないけど、みんなに注目されるのはちょっとなぁ・・・って思っている。
だって・・・マスターの声大きいんだもの。
それにいつの間にか「ユーちゃん」なんて親しげに呼ばれてるし。
悪い人じゃないんだけどね。
「ええっと・・・アタシはコーヒー」
「私はミルクティーを」
「はいはい、わかりましたっと。今日は二人みたいだけど、他の子はどうしたんだい?」
「用事があって。みんな結構忙しいんですよ」
「ふぅん・・・何か部活でもやっているのかい?」
「まぁ・・そんなものです」
曖昧に答えながら、「まさか世界を守るための訓練をしています、なんて言えないよなぁ」、と思う。
マスターは職業柄かこっちの雰囲気を悟ってあんまり突っ込んだことを聞いてくることはない。
それはそれで凄く感謝している。
やがてそれぞれに注文したものとチーズケーキが一切れずつ、アタシ達の前に運ばれてきた。
「あの・・私たちケーキは注文していませんけど」
「いいのよ。お得意さまにはサービス、サービスよ」
そう言って笑ったのはマスターの奥さん(らしき人。二人の関係は聞いていない。深い仲だってことは確かだけど、よくわからない)だった。
「それはわたしが作ったの。だからまだ商品として通用するか未知数♪」
「・・・それってアタシ達が実験台ってことですか?」
「さぁどうかしら?」
うふふ、と笑うとその人は別のテーブルに注文を採りに向かっていった。
なんだかあの笑い方は実験に精を出しているときの姉さんに似ている気が・・・危険な香りがする。
「あいかわらずよくわからない人ね」
「そうね・・・」
「・・・でもケーキは美味しいわ」
「そう?アタシも食べてみよっと・・・・・・・ん、ホントだ。シンジの料理ともひけはとらないわ」
純粋にケーキの味に感動していると、ヒカリの手が不意に止まった。
どうしたのだろうか。
なんだかんだ言ったってヒカリは女の子。
ケーキとかには目がないはずなんだけど・・・
「ねぇ・・・鈴原ってネルフだとどんな感じなの?」
「どんな感じって言われても・・・普段と変わらないわよ。よくアスカと口論してるし」
ああいうのをウマが合わないと言うのだろうか?
向こうの世界のアスカが(シンジ主観のアスカ)ベースである、このアタシが気が合うっていうのに不思議な話だ。
「そういうことじゃなくて・・・」
「じゃあどういうこと?・・はぐっ・・・もぐもぐ・・」
「うん・・・何だか最近ね、鈴原がよそよそしいって言うか、何処か遠慮しているような感じがして」
「・・・?」
アタシは思わず「何処が!?」と叫びたくなったのを抑えた。
二人のアツアツぶりは学校の中で、シンジ達チルドレンのことと競るぐらい有名な話だ。
つまり周知の事実であって、もはや鬱陶しい位なのだ。
昼時のお弁当タイムは凄絶と言っていい。
そのアマアマな雰囲気に毒されているクラスメートが多発しているのだ。
あれの何処がよそよそしいというのだろうか。
「もしかして・・鈴原ってアスカのことが好きなんじゃ!?」
「ブッ・・・アハハハハ、それはないわよ。絶対にない!」
「どうしてそう言いきれるの?」
「だって、あれはどう転んだって恋人になるような関係じゃないわよ」
「でも!ああやって喧嘩していても実は意識していたからってことが・・・」
「少女漫画の読み過ぎよ、ヒカリ。大丈夫、鈴原君はあなた一筋だから安心しなさいって」
アタシは必至に笑いを噛み殺してヒカリに言い聞かせていた。
あの二人が恋人同士になるなんてことはまず120%あり得ない。
いくら鈴原君が美形に弱い(ミサトさんにデレッとしていたもの)と言ったって、二またかけられるほど器用な性格していないわ。
もしそうだとしたら、もっと露骨な形で表面に現れているはずよ。
「そうかなぁ・・・」
「そうよ。鈴原君を信じなさいって」
「うん・・・・・・あ」
「あ?どうしたの・・・って、あ」
道路を挟んだ向こう側の歩道。
そこにはきらびやかな金髪が踊っていた。
あんな綺麗な金髪を持っているのは、恐らくこの街ではたった一人だ。
でもこの場合その隣にいる人物が大きな問題だった。
アタシ達がとても見慣れている黒いジャージ・・・
「うふふふふふふ・・・・」
「あ、あの〜ヒカリさん?・・・・ひっ」
アタシが恐る恐る呼び掛けると、ヒカリは壊れた人形かブリキの玩具のようにぎこちない動きで振り返った。
思わずその顔を見て引いてしまう。
「すいませ〜ん、ケーキ五つほど追加してもらえますかぁ?」
「ちょ、ちょっとヒカリ、自棄を起こしては・・・」
「うふふふふふふ・・・・何か?」
「う、ううん!なんでもないです!」
やばいわ。
完全に目がすわってる。
まるでメデューサだわ。
やがて運ばれてきたケーキを喰らっていると、不意にその様子に変化が訪れた。
「・・・ヒック・・・そりゃあさ、アスカはびひん(美人)よ・・ヒック・・・わたひだってアスカのことがうらやまひいって思うことがあるもの・・・・れもねぇ、わたひだって・・ヒック・・・・頑張ってるんだから・・ひっく・・・」
「もしかしてこのケーキって・・・」
「ええ、お酒が入ってるわ。でも、こんな風に酔っぱらうはずがないんだけど・・・よっぽど弱いのね」
「キャハハハハッ、すっずはらのばっきゃろ〜!アハハハハハハハッ」
ある意味、酒豪ミサトさんよりも質が悪いわ。
酒に弱くて、その上笑い上戸で、更に絡んで来るんだもの。
アタシは一刻も早くその場を逃げ出したかったのだけど、さすがにこんな状態のヒカリをおいて行くわけにもいかず、仕方なくおぶって店を出た。
「まったく・・・いい加減シャキッとしてよぉ」
ぶつくさ言いながら、アタシはひとまず公園を目指していた。
こんな状態のヒカリを家に帰すのもちょっと躊躇われたのだ。
もうすぐ陽も完全におちて、少しは涼しい風が吹くだろう。
「わ〜い、赤木さんの背中って温か〜い」
「ハァ・・・はいはい。好きなようにしてください」
ヒカリは本当に損な性格をしている。
真面目すぎるというのも考え物だろう。
いつものストレスの反動がこういうときに出ているのかもしれない。
「赤木さんもすっごくかわいいよねぇ〜」
「なにを言い出すのよ、いきなり・・・」
「碇君のこと、好きなんでしょう?」
「な、なに言ってるのよ」
思い切り狼狽した。
何故だろう。
ただ指摘されただけなのに。
「でも碇君も酷いわよね。こ〜んな可愛い女の子が思いを寄せてくれてるっていうのに、全然気付かないんだもの。しかも自分の笑顔がどれだけ女の子に影響を与えてるかわかっていないんだから」
「・・・仕方ないじゃない。それがシンジだもの」
「健気ね・・・赤木さんって」
「そんなんじゃないわ」
思っても仕方ないだけ。
全てが終われば、アタシ達はまた住む世界を違えることになるんだ。
「・・・思っても仕方ないじゃない」
「なんで・・そう思うの?」
「それは・・・」
言葉に詰まった頃、ようやく公園にたどり着いた。
なんだか周囲があやしめな雰囲気なっているけど、この際気にしていられない。
ヒカリをベンチに降ろすと、アタシもその横に腰を降ろす。
「街の明かりがなければもっと星が見えるんだろうなぁ・・・」
ぼんやりとそんなことを呟く。
赤木ユイナにならなければ、星を見ても何の感慨も湧かなかった。
綺麗なものを見て綺麗だと思う。
そんな当たり前のことも以前のアタシにはなかったことだ。
「綺麗・・・」
「え・・・?」
耳元に息を吹きかけられるように囁かれて、くすぐったく思いながら振り返ると、そこには火照ったヒカリの顔がわずか5pほどのところにあって思わず飛び退きそうになった。
それが出来なかったのは、ヒカリの腕がアタシの首に回されていたからだ。
「綺麗・・・赤木さん・・・」
「ちょ、ちょっとぉ〜」(汗)
熱っぽい潤んだ瞳がジーッと見つめてくる。
いやな汗がだらだらと流れ出している。
「ユイナって呼んでいい?」
「アハハハ・・・す、好きにして」
「ユイナ」
「は、はい」
「クスクス・・・可愛い」
もしかしてヒカリってそのケがあったわけ?
ジリジリとお尻をずらして逃げていたアタシだけど、やがて手すりに阻まれて逃げ場を失った。
ぜ、ぜったいぜつめいだわ。
「綺麗な顔・・・肌もすべすべ・・・」
寒気がする。
ヒカリの指が目元から頬を滑り、口元に向かっていく。
唇に指が触れたとき、アタシは本気でやばいと思った。
その時のヒカリの目は酔っぱらっていたけれど、やっぱりマジだった。
「可愛い唇・・・食べちゃおうかしら?」
「止めてヒカリ!アタシそういうケはないの!」
「大丈夫よ。今の私には男も女も等価値だから」
「答えになってな〜いっ!!!」
ジタバタ藻掻いているアタシだったが、酔っぱらいの力は思いの外強かった。
元々、レイの体が華奢だというのもある。
「いやァ〜、今日はホンマに助かったわ」
「せいぜい恩に着なさいよね。このアタシが付き合ってやったんだから」
こんな声が聞こえてきて、アタシはヒカリに植え込みの中へ引っ張り込まれた。
そんなに大した茂みでもないので普通であればすぐに見えてしまいそうだけど、暗くなっている今では、余程注意して見ない限り存在に気付かれることはないだろう。
・・・それはそれとして今の体勢はさっきよりもまずいことになっている。
仰向けになったアタシの上に、ヒカリがのしかかっているような状態だ。
もしこれから何かが起きたら、アタシの貞操はどうなるの?
「けどさ、あんたの方から買い物に付き合ってくれなんて言って来たときにはホントに驚いたわよ」
「まぁそのことはええやろ。わしかて結構覚悟がいったんやし」
・・・まずっ。
ヒカリの目から涙が溢れそうになってる。
こんなところで泣かれて見つかったら、今のこの体勢をどう弁解すればいいのよ。
夜の公園。
茂みの中。
しかも馬乗り。
・・・やばい、やばすぎるわ。
アタシにとって不利に働く要素ばかりが揃っているわ。
こらぁ〜鈴原君!
弁護してやったアタシの立場はどうなるのよぉ!
これでヒカリに襲われでもしたら洒落にならないわよ!
「けど案外あんたも趣味は悪くないじゃない」
「そないなこと言われても・・・よぉわからんわ」
「自分でそれがわからないんじゃ、やっぱりまだまだね」
「へぇへぇ、そら悪かったのぉ」
「ま、今日は60点ってとこね」
「くわぁ〜、辛い採点やな」
「あったりまえでしょう。アタシは何事も妥協はしないのよ」
「その割には・・・家事はシンジに押しつけとるやないか」
「なんですってぇ!」
「おっ、本性出しよったな」
「待ちなさあい!!」
「待てと言われて待つあほが居るかいな!」
楽しげな二人の声がだんだんと遠ざかっていく。
「・・・ヒカリ?」
「うう・・・ぐすっ・・・・ヒック・・・」
「・・・・・・」
アタシは上半身を起こすとヒカリを抱き締めた。
かける言葉なんて、思いつかないし見あたらなかった。
「ううわあああああああああ」
ヒカリの大きな鳴き声が公園中に響き渡った。
アタシはただ・・・そんな彼女を抱き締め背をさすり続けるしかなかった。
「なにやっとるんや?」
そんなときヒョッコリ顔を出した渦中の人。
キッと睨み付けるとやや驚いたような顔をした。
「なんや?委員長か?」
「どうしたの鈴原?」
「いや、なんかしらんがユイナと委員長が居って、委員長が泣いとるんや」
「どうしたのヒカリ?」
今度はヒカリがアスカを睨み付けた。
親友にそんな目で見られるとは思っていなかったのだろう。
アスカは明らかに戸惑いを隠せないでいた。
「い、いったいどうしたのよ」
「知らない・・・」
そう呟くと、ヒカリはアタシの胸に顔を埋める。
アタシは彼女を守るように抱き締める。
「・・・今日、何をしていたの?」
「「今日?」」
二人はキョトンとし、それから顔を見合わせて大きな声をあげて笑い出した。
「アハハハハッ、何だそういうことね」
「全く驚かせるんやないで」
「ど、どういうこと?」
「今日は、こいつに頼まれてヒカリへのプレゼントを買いに行ったのよ」
「「え?」」
「ホンマやったらわし一人でいかなあかんのやろうけど、どうも何を買ったらええかわからんくてな」
「そこで、ヒカリの友人であるアタシのところに来て、どんなものが似合うかって話になったわけよ」
「なんだ・・・そうなんだ・・・」
「だいたいユイナ、あんた失礼よ!このアタシがこいつとくっつくわけないじゃない!」
「言うたな。わしかておまえみたいな暴力女こっちから願い下げや!」
「なんですってぇ!?もう一度言ってごらんなさいよ!」
「何度でも言うたるわ。おまえみたいな暴力女、好きになるやつなんぞおらん言うたんや!」
「二人とも止めてっ!!」
たまらずヒカリが二人の間に割って入った。
それはいつもの光景と同じだ。
その時二人がニヤリ、と同じ様な笑みを浮かべた。
「それでこそヒカリよ」
「そうやな。それでこそ委員長や」
「あ・・・」
「ほら鈴原、どうせなら今渡しちゃいなさいよ。いつもの感謝のしるしなんでしょ」
「そう・・・やな」
ごそごそとポケットの中から小さな包みを取り出す。
アタシはぼんやりとその光景を見ていたが、アスカに引っ張られてその場を離れていった。
「ほら、ユイナ。あたしたちは邪魔者だからさっさと帰るわよ」
ずるずると引きずられているアタシの視界には、しばらく赤くなっている二人の姿が映っていた。
家につくと、まだ誰も帰ってきてはいなかった。
アスカの話によると初号機と零号機用に装備を調整するために時間を食っているらしい。
弐号機と3号機は量産タイプだからすぐに解放されたというわけだ。
リビングのソファに身を投げると何だか体が鉛になったような気がした。
「何か飲む?」
「あ、うん・・・なんだかすっごい疲れたわ」
「あの様子だと、ヒカリもかなり暴走したみたいね」
「そりゃもう・・・アタシ貞操の危機を感じたわ」
「アハハハハっそんなことまであったわけ?」
「笑い事じゃないわよぉ・・・本気でやばかったんだから。赤木さん・・・綺麗・・なんて潤んだ瞳で見つめながら言うんだもの。アスカも言われてみたらアタシが味わった恐怖を理解できるわよ」
そう、あれは恐怖だ。
ある意味、使徒と対峙するよりも怖い。
「・・・理解したくないわ」
「なら・・・理解させてあげる」
「い、いい!遠慮するわよ!」
瞬間的にひきつったアスカをソファに引き込んで馬乗りになる。
いくらアスカが鍛えていて、アタシの体が華奢だとしても、このポジションは上になった者が絶対有利だというのは先程身をもって体験済みだ。
「うふふ、やっぱり綺麗な肌ね、アスカ」
さっきのヒカリを真似るように指を滑らせていく。
どんどんアスカの顔から血の気が引いていくのがハッキリと見て取れて、これはこれで楽しい。
・・・もしかしてアタシってばSのケがあったりするわけ?
「い、いやぁ!じょ、冗談よねユイナ」
縋るような目がまたゾクッとする。
これは快感?
やっぱりアタシはSなんだろうか。
「可愛い・・・」
「いやぁ!!アタシを汚さないでっ!」
もう許して上げようかな?と思ったとき、何かが落ちる音を聞いた。
「な・・・なにをやってるの?」
そこには買い物袋を取り落としたシンジと、頬を桜色に染めているレイが立っていた。
・・・やばっ。
悪のりが過ぎたわね。
「シンジ!助けて!」
「もう、冗談よアスカ」
「う、嘘!だってさっきの目は本気だったもの!」
完全に怯えさせてしまったらしい。
「だったら、本当に唇奪っちゃおうか?」
「(ビクゥッ)ゆ、許してぇ・・・」
「だから冗談だって・・・」
半分嘘かもしれないなぁ。
アスカってすっごく可愛いんだもの。
「ユイナ・・・楽しそう」
いつの間にかレイがすぐそばまで来て、アタシ達を見下ろしていた。
指をくわえて物欲しそうにしている。
「・・・参加する?」
「いいの?」
「よくなぁい!!」
「アスカはこう言っているわ」
「気にしない気にしない」
「気にするわよぉぉぉぉ!!」
アタシとレイがこのあとアスカに何をしたのかはヒ・ミ・ツ♪
ただ、気が付いたらシンジが鼻血の海に沈んでいたかな。
翌朝からアタシ達三人の仲は誰も割って入られない固い絆に結ばれたのは言うまでもない(?)
後書き代わりのしろもの。
ユイナ:・・・なんなのかしらねこれ
シンジ:ユイナとアスカと綾波があんなことやこんなことを・・
SE:ズゲシッ!!
アスカ:このバカシンジ!何考えてるのよ!!
シンジ:(ボーーッ・・・)
ユイナ:ダメだわこれは
アスカ:もうっ!変態作者は何処行ったぁ!!出てこぉい!
シャン:ん、呼んだ?
SE:ズズゲシッ!!
シャン:痛いなぁ、なにするんだよ二人とも
アスカ:殺しましょう、こいつは絶対に
ユイナ:ええ、最初っから最大戦速でけりをつけるわ
SE:ドッカーン!!!
アスカ:やった?
ユイナ:・・・ダメだわ。再生は時間の問題ね
アスカ:一応時間は稼いだってことか・・・この間に対策を練らないとね
バル:ったく、完璧に阿呆だな、この作者。こんなヤツに命(タマ)預けてるのかよ・・・
レイ:大丈夫。これはじっけんSSだってことわってあるもの。それより出番が少ない方が問題だわ
バル:それを言ったら俺なんて出てないんだが・・・
レイ:いいのあなたは。本編の出番、多いもの。私は冷遇されているわ
バル:・・・ところでこれは続くのか?こんなシリーズ作られたらキャラのイメージが崩れちまうゾ?
レイ:出られるならなんでも良いわ