お金をかけずに高速化したい
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 僕が使っているPCは、Windows XPが発売された頃に購入したもの。PCは自宅に持ち帰った仕事とインターネット、メールの閲覧やテレビの録画・視聴に使う程度で、デスクトップによく使うアイコンを置いて、自分なりに使いやすくカスタマイズしています。

 ただ、最近、テレビ録画したファイルがかさ張り、ファイル操作が遅くて困っています。ほかにも購入時と比べるとPCの動作全体が遅くなっている気がします。新しいCPUやメモリ増設などをしたいとは思いますが、肝心の財布の中はお寒い状態。お金をかけずに今使っているPCを高速化したいのだけれど、そんな虫のよい話ってあるんでしょうか?
ファイルはデスクトップに置いています
imagePCの用途は主に自宅での仕事用。書類はデスクトップに置いて使っています。インターネットからのダウンロードやWebページの表示が遅くてイライラする今日この頃です
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 まずデスクトップ画面を見て思うのは、アイコンが多過ぎること。デスクトップにアイコンを大量に並べると、画面の再描画でマシンパワーを使うため、動作が遅くなりがちだ。また、視覚効果を気にしないのなら、高速化する余地はまだまだあるだろう。

 タスクトレイを見るとこれまたたくさんのソフトが常駐している。ソフトをインストールする際にスタートアップに入るよう設定された常駐ソフトでも、普段使っていないものはスタートアップから外すことで起動を高速化できる。多数の大容量ファイルを扱うならファイルコピー専用のオンラインソフトを使うのもお勧めだ。

 Internet Explorerの設定を見直してみると、Webを見るときの表示速度も変わるはず。今まで手を入れていないようならなおさらだろう。
デスクトップやスタートアップからムダを省いてスッキリ
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(1)デスクトップのアイコンや壁紙を整理しよう。視覚効果のシェイプアップも高速化の重要なファクターだ
(2)Windows標準の機能やフリーソフトを利用して、ファイルやフォルダの操作性を見直そう
(3)Windowsが起動するまでの待ち時間も急いでいるときには気になる。スタートアップの整理などで不要なソフトを起動しないようにしよう
(4)Internet Explorerの設定を見直して、Web閲覧を高速化。フリーソフトを利用して、Webブラウザとしての性能自体もアップできる
処方箋 01 Windowsのムダをそぎ落として高速化
 Windowsを高速化するためには、メモリの使用量を抑えるのが一番だ。デスクトップに置くアイコンの数を少なくしたり、壁紙を表示しない設定にしたりするのが望ましい。また、半透明やウィンドウのアニメーション機能など、視覚効果をカットするのも効果の高い高速化の方法だ。Windowsを初期状態で利用すれば見た目にも美しく楽しいものだが、必要な機能と不必要な機能を取捨選択することで、パフォーマンスアップを実現できるのだ。
視覚効果を無効にする
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コントロールパネルから開けるシステムのプロパティで、パフォーマンスの設定を変更できる。視覚効果を減らすほど速くなる
仮想メモリなどを設定する
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システムのプロパティで、仮想メモリをシステムとは違うHDDに設定したり、初期サイズと最大サイズに固定値を設定しておいたりするのもよい
デスクトップをきれいに使う
imageデスクトップは文字どおり机の上なので、使っていないものはフォルダなどを作ってその中に保存する。また、速度を優先させたいなら壁紙も消してしまおう
マウスポインタの超高速化!
imageコントロールパネルのマウスのプロパティにはマウスポインタの速度を調整したり、「OK」などのボタンへマウスポインタを自動で移動させたりする設定がある
ホイールで一気に100行スクロール
image縦に長いWebページなどでは、マウスのホイールを何度もスライドさせてスクロールするのもめんどうだ。1回の操作でスクロールする行数を好みで変更しよう
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