|
|
|
|
|
最近新聞やテレビを見てるとPCから個人情報が漏洩したとか、怖いニュースをよく見かけます。ウチのマシンにも重要なデータが入っているので不安なのですが、Windows
XPを標準設定で使ってて大丈夫ですか?
ウイルス駆除ソフトはマシンを買ったときに付いてきたものがあるんですけど、なんかすごく古いです。あとウチの会社は人の出入りが激しいので、ちょっと席を外したときに、何かイタズラされてないか心配です。手っ取り早くできる対策を教えてください。 |
|
Windowsを全然更新してないけど何か? |
|
「更新しろ」と言われるのがうっとうしいので、自動更新は切ってました。まだSP1のまま使ってて不都合はないんですけど、それって問題ありですか? |
|
|
|
アンチウイルスソフトも古いです |
|
テアンチウイルスソフトはマシンを買ったときに付いてきたものしかありません。試しにインストールしたら2002年版でした・・・。でもないよりマシですよね |
|
|
|
Windows XPをそのまま使っているというのは結構問題が多い。Windows
XPにはこれまでも数々のセキュリティホールが見付かっているので、常に最新バージョンにしておいたほうがよい。こまめにWindows
XPを最新状態にアップデートして、OSで用意されているセキュリティ対策を十分に施しておけば、ある程度までは安全性は保てる。
しかし最近のウイルスなどは、悪質なものが増えてきているので、これだけだと不十分。アンチウイルスソフトやスパイウェア撃退ソフト、迷惑メール遮断ソフトなどはぜひともマシンにインストールしておきたいところだ。最近ではこの手のセキュリティソフトも無料で優秀なものが結構あるので、ぜひ試してみてもらいたい。 |
|
Windows XPのセキュリティはここまでやれば守れる! |
|
|
|
(1)Windows XP SP2から盛り込まれた「セキュリティセンター」は、タスクトレイアイコンあるいはコントロールパネルから呼び出せる。現在のWindows
XPの保護状態を確認できる |
|
|
|
(2)外部からの侵入を防ぐにはファイアウォールの設定を行なっておくと効果あり。またWindowsのユーザーごとのパスワード設定も施しておきたい |
|
|
|
(3)Windows XPは常に最新の状態に保っておきたい。自動更新は必ずONにして、こまめにアップデート作業を行なおう |
|
|
|
(4)ウイルス対策ソフトは必ず導入しておこう。また最近ではスパイウェアと呼ばれる情報を漏洩するソフトも流行しているので、こちらも対策ソフトを入れておきたいところ |
|
|
|
|
01 Windowsのセキュリティ設定を使いこなす |
|
|
|
|
Windows XPを安心して使うためには、まず標準の設定をしっかり行なって、安全性を高めておこう。とくに自動更新は必ず有効にしておきたい。Windows
XPはたびたび重要なセキュリティアップデートを行なうので、OSの状態は常に最新に保っておきたい。また外部からのアクセスはもちろんのこと、LAN内でのセキュリティや、自分が離席したときにPCに不正にアクセスされないよう設定を施しておくとより安心できるだろう。 |
|
自動更新は必ず利用する |
|
Windows
XPは常に最新状態にしておいたほうが安全。マイコンピュータを右クリックしてプロパティを表示し、「自動更新」タブで「自動」にチェックを入れよう |
|
拡張子はすべて表示する |
|
ウイルスは拡張子を偽るものが多い。「ツール」→「フォルダオプション」で「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外して、拡張子を表示させよう |
|
Windowsファイアウォールを有効にする |
|
ネットワークを通じて他者が自分のマシンにアクセスすることを防ぐには、コントロールパネルの「Windowsファイアウォール」で「有効」にチェックを入れよう |
|
リモートアシスタンスを切る |
|
システムのプロパティのリモート関連機能は、自分のマシンにログインして外部から操作できるので便利だが、そのような使い方をしないならチェックを外しておく |
|
LANのマシン名を非表示にする |
|
|
|
コマンドプロンプトで「net config server
/hidden:yes」と入力すると、ネットワークコンピュータにマシン名が表示されなくなり不正アクセスの可能性を減らせる |
|
スクリーンセーバーにパスワードをかける |
|
スクリーンセーバーにパスワードをかけておくと離席時も安心。デスクトップで右クリックし、画面のプロパティを開いて「スクリーンセーバー」タブから設定できる |
|
フォルダのプロパティにセキュリティタブを追加 |
|
フォルダウィンドウの「ツール」→「フォルダオプション」で「簡易ファイルの共有を使用する」のチェックを外せば、セキュリティタブが表示されるようになる |
|
フォルダにアクセス制限をかける |
|
フォルダのプロパティにセキュリティタブを設けると、ユーザーごとにアクセス制限がかけられる。なお、この設定はWindows
XP Professionalでしか使用できない |
|
ようこそ画面を表示させない |
|
|
|
Windowsログオン時の「ようこそ画面」は登録ユーザー名がすべて丸見えになる。コントロールパネルの「ユーザーアカウント」で「ユーザーのログオンやログオフの方法」を選び、チェックを外して非表示にしよう |
|
前回ログオンしたユーザー名を非表示に |
|
|
|
ようこそ画面を非表示にしても前回ログオンしたユーザー名だけは表示される。これも隠したいときは、コントロールパネルの「管理ツール」で「ローカルセキュリティポリシー」を選ぶ |
|
ローカルポリシーでログオンを安全に |
|
|
|
「セキュリティの設定」→「ローカルポリシー」→「セキュリティオプション」の「対話型ログオン:最後のユーザー名を表示しない」をダブルクリックして有効にする。なおこの機能はProfessional版でのみ利用可能 |
|