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2006年は、Vista Yearとなる。いよいよ待望のWindowsの新バージョン、Windows
Vistaが発売されるからだ。しかし、その発売時期は早くても今年の秋以降になるとのことで、まだ半年程度は待たなくてはならない。 またVistaが発売されても、OSの出始めの時期は、ドライバの不備などもあり、なかなか安定した環境を構築しにくいものだ。ドライバ類が出揃って、ユーザーが安心して移行できるようになるまでの期間を考えると、少なくともあと1年くらいは、Windows XPに現役で活躍してもらわなくてはならないだろう。 Windows XPは2001年11月に発売されて以来、すでに5年目を迎えており、OS環境としてはすっかり成熟した感がある。しかし、だからと言って、標準の状態のままでは決して使いやすいとは言えない。 Windows XPは登場してから長い時間を経過しているだけに、周辺ツールやノウハウは大量に蓄積されている。それらを利用して環境を構築すれば、標準状態とは比べ物にならないくらい使いやすくできる。 たとえば、Windows XPのインターフェースは、それ以前のWindowsに比べればだいぶ進歩したものの、あまりカッコよくないし使いづらい点もある。これらはデスクトップテーマを変更したり、最近流行の兆しを見せているデスクトップ上で使える「ウィジェット(またはガジェット」)と呼ばれるミニツールを使ったりすることで、まるで別OSのように変貌させることができる。 パフォーマンス面も同様だ。OSの設定の変更やツールの導入により、システムの速度や安定性をグンとアップさせることができる。 また、Windows XPは、セキュリティ面でのさまざまな問題が指摘され続けてきたOSでもある。これらについてもWindows Vistaへ移行するまでの間、なるべく安心して使い続けられるよう、しっかりと強化しておきたい。 今回の特集では、Windows XP環境をより快適にするチューンナップ方法を紹介していく。今さら他人には聞けない基本設定から、便利なツール類を駆使した、ワンランク上のテクニックまで紹介していくので、ぜひ試してみてもらいたい。 今さらと思うかもしれないが、今だからこそできるチューンナップもある。もうしばらくは付き合っていくことになるであろうWindows XPの環境を、この機会に見詰め直し、徹底的にブラッシュアップしてみてはいかがだろうか。 |
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目次 | ||||||||||||
相談1 見た目をカッコよくしたい 相談2 お金をかけずに高速化したい 相談3 セキュリティを強化したい 相談4 システムを安定化させたい |
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