RipIt4Meの機能紹介

ここのところRipIt4Meというソフトを試していますが、なかなかの優れものです。
BadSectorを使ったプロテクトが登場し、各種ソフトが対応してきていますが、
BadSectorによるReadErrorとキズ・汚れによるReadErrorを識別できないのが難点です。
これらはReadErrorがあると構わずダミー置換してしまうので、キズ・汚れによるもので
あっても気付かないままリッピングし、出来上がったものは再生不良を伴うものになってしまいます。
(唯一DVDDecrypterは、ReadErrorをログに残しますが、その識別はできません。)

これに対しRipIt4Meは、
キズ・汚れによるReadErrorを識別し、再リップするよう促す優れものかと思います。
(参照図は、意図的にキズつけたディスクをリッピングした例です。)

ARccOSがほとんどない日本では無用かもしれませんが、
6月末に”RipIt4Me”というソフトがでていて、今回試してみました。
これまでのPgcEditによる結構煩雑な処理に比べ大幅に簡単になっています。
WizardModeという1ステップずつ処理する方法でも簡単だったので、
もう1つの1-ClickModeならもっと簡単かもしれません。

最近ユニバーサルからJumpingBoyと違うRipGuardのようなプロテクトがでて(海外ですが)、
これまでのような直DVDShrink圧縮が不可となったという話があり、
このRipIt4Meなら問題なくバックアップ可能とのことです。

あと興味があるのは、解説
http://www.ripit4me.org/guide.html
によると、プロテクトがないはずなのに、読込めないsectorがあると、傷、汚れとの警告がでるようです。 

これ自体にリッピング機能はなく、
DVDDecrypter、FixVTS、DVDShrinkを連携させるソフトです。
PSL作成機能はこれ自体にあるようです。PgcEditで作成したものとは少し違っていました。
(こちらの方がよりピンポイントでダミー置換していて精度が良い感じがします。)

http://www.new-akiba.com/archives/2006/07/dvdripit4me_1.htmlに使用法+解説が載ってますよ。(日本語で) 

RipIt4Meを使うのに、使っているのがDVDShrinkかNeroRecord2かはあまり関係ないようです。
単にボタンを押すと連携して起動・読込みしますが、手動でも可能なことで、
ver1.4.7.0からは任意のソフトをSetupできるようになったようです。
やはり、上手くいく素材かいかない素材かが大きなところかと思います。
(日本ではあまりそういうものはないようですが・・・。)

DVDShrinkのパスのところをNeroRecord2を無理矢理指定してやってみました。
ですが,それだと「RipIt4Me」の良さはかなり半減してしまいました(^^;)
ファイルを自動で読むことはもちろんできません

確かに、海外と違い日本ではBadSectorによるプロテクトは(ほぼ)皆無なので、実感するのは難しいかもしれませんね。
あとは↑にも書いたように、キズ汚れによるリッピング不良を知らせてくれるところが、
これまでのソフトに全くなかった最大の良いところかと思います。 

このRipIt4Meはバージョン1.2.0.0の頃から興味を持ち試していました。
私の場合、傷、汚れではなく焼きの失敗したDVDをサンプルに使い試用していましたが
途中で、フリーズしてたのが再生できるようになるようです。
とは言うもののプレイヤーの再生仕様によっては画面が止まってしまうものもありました。
まだ、まだ、開発途中なので今後が楽しみですね。

このRipIt4Meはバージョン1.2.0.0の頃から興味を持ち試していました。
私の場合、傷、汚れではなく焼きの失敗したDVDをサンプルに使い試用していましたが
途中で、フリーズしてたのが再生できるようになるようです。
とは言うもののプレイヤーの再生仕様によっては画面が止まってしまうものもありました。
まだ、まだ、開発途中なので今後が楽しみですね。

           <<<再生テスト結果>>>

    ★ソフトプレイヤー
Windows Media Player:問題の部分で映像が止まってしまうが早送りボタンを使うと再生できる。
  Power DVD Player :問題なく再生される。
Ulead DVD Player :問題部分のあるチャプターを再生する前に停止してしまう。

    ★市販プレイヤー
      Pioneer :新、旧、問わず問題なく再生される。
      Sharp :問題の部分で映像が止まってしまうがスキップボタンを使うと再生できる。


あらゆるソフトを自動起動するわけにはいかないので予想通りですが、そういう評価もあるかもしれませんね。
私の場合、連携ソフトは、自分のあずかり知らぬところで事が運ぶのが嫌で使ったことがなく、連携を試行するのは今回が初めてです。
(その中でも、一気に進む1-Clickモードは使わず、もっぱらWizardモードです。)
(個人的には)このソフトの価値は、BadSectorのリッピングがブラックボックスで行わないところ、
キズ汚れによるエラーとプロテクトによるエラーを区別できるところかなと思っています。

バージョン1.4.10.0 のウイザード:ステップ 4 にボタンが新設されています。
Blank to first menu と書かれていてメニューが再生されるまでに再生される映像(警告、予告等)を
ダミー化するものだと思います。(今は使えず、今後のバージョンで使えるようになると思います)


ダイアログか、ポップアップかは解りませんが下記のメッセージも新設されています。

This will blank and skip all the video currently played before the first useful menu.
These videos (previews etc) will no longer be playable. A backup of the IFOs will be 
created so you can undo.
Do you want to proceed?

最初にメニューが表示される前に再生される全ての映像をダミー化、スキップします。
これらの映像(プレビューその他)は、使うことが出来なくなりますが、元に戻す事が
できるように、IFOのバックアップは作成されます。
あなたは、進みたいですか? 

スミマセン。ちょっとよくわからないのですが、ボタンがあるが使えないということですか?
それともまだボタンはないが日本語化する時にその痕跡があったということですか?
先ほど別件の確認のため使いましたが、オリジナル(英語版)ではそういうボタンはありませんでした。

【RipIt4Me補足説明】

コピーガードも外しワンクリックでいいのでけっこう重宝しています。

ところがいつも同じエラーで悩まされます。
ワンクリックモードで実行しDVD decrypterが起動し
リッピングが開始されると本来であれば
http://www.new-akiba.com/archives/2006/07/dvdripit4me_1.html↑のページの「放置しておけば自動でDVD Decrypterによるリッピングが行われ……。」の写真にあるようにMode設定はFileで
実行されます。
ところが70〜80%の割合でMode設定がIFOの状態で
リッピングが開始され、本来ならFixVTSが起動する場面で
エラーで強制終了させられます。

運良く20〜30%の割合で、起動したときから
Mode設定がFileなら問題なくスムーズにいきます。
それならばと思い、手動でMode設定をFileに戻しても同じエラーが出ました。

エラーが出てもリッピングは問題なくできているので
手動でFixVTSを使えばほぼ問題はないのですが
手間がかかってしまいます。


DVD Decrypterは完成域ですが、発展途上のソフトを組み合わせて使用する場合は”敢えて”母国語版を使って下さい。
Fab Decrypterは中華系の作者なので無心配ですが、米、欧州系の作者様は普通はイエロー系使用者のことなど考えていません。ww

---関連して、このソフトの設定ですが、
http://www.new-akiba.com/archives/images/RipIt4Me_02.jpg
こちらの日本語パッチでの訳が、
http://cyrno.web.fc2.com/page0/ripit4me.html
急場で作成されたせいか、多分意味合いが違って通るような気がしますので、設定はデフォルトをお勧めします。
http://www.ripit4me.org/guide.html#preferences
こちらが本家の#Preferenceでデフォは全チェック入です。

例えば、
3.2.2 Remove tiny cellsは、
「ARccOSを除去した時に、本来ある本編再生前の2,3秒の小さなCell(上映前に深みを持たす意味のブランク時間映像)がエラーを生じる可能性があるので、これを除去」

3.2.3 Remove useless menu cellsは、
「メニューVTSの中に稀に見られ、時に数百MBにも達する巨大なBlank Cell(*"filter"として動作するもの)を除去して圧縮を補助する」

というような意味だと思います。
(*の意味は私にはよくわあKりませんが、ジブリ作品全般に多く見られた気がします。別スレのエラーもそんな処に起因するかも。)
つまり、dummy化にはじまり、RipIt4Meの作者は「DVD構造を熟知する者」で、このソフトは特別なガードのためだけに作られたものではなく、

”もうUPされないshrink,Decrypetreが置き忘れた機能を補助”するソフトという一面を兼ね備えているということです。それがPreferenceの各項目です。もしかしたらFixVTS,MenuShrink作者と同一かも。
(少し大げさに書き過ぎたかも。w でも、私はこのようなユーザビリティを使用者全体が考えたようなソフトTiny Usefull Appricationが大好きなのです。w)

(Fix VTS Settingの二項目は・メニューから参照されない映像を削除、・元DVDのバックアップを作らない[チェックで上書き]だと思います。) 

FixVTSの設定のうち、"Fix wrong PGC LBA pointers"の設定項目がありません。
FixVTSの作者によると、この設定はコマンドラインがないので、作者はたいへんだろう
(ttp://forum.digital-digest.com/showthread.php?t=69710 の#5)
とのことで、その為に1項目抜けていると思われます。
コマンドラインを追加すると作者が言っており、それ待ちではありますが、
応急策として、一旦単独でFixVTSを起動し設定しておくと、以降RipIt4Meを起動した時に反映しています。
ご参考まで。

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