マーガリン・精製油の恐怖
◆マーガリン・精製油の恐怖
マーガリンが身体によいという古い誤った情報がそのまま残っていて喜んで愛用している国は先進国で日本だけで、北欧では発売禁止になっているそうです。
米食品医薬品局(FDA)は2003年7月9日、マーガリンやスナック類などに含まれる「トランス型脂肪酸」をとり過ぎると健康を損なう恐れがあるとして、食品メーカーに同脂肪酸を含む食品について表示を義務づけると発表しました。
トランス型脂肪酸は液状の油である不飽和脂肪酸に水素添加という化学処理を施して固形化させた油の総称。マーガリンや一部の食用油、スナック類などに含まれています。
トランス型脂肪酸を食べ過ぎると、心筋梗塞などの原因となる動脈硬化が加速するとされる。FDAのマクレラン局長は表示を義務づけることによって消費者は健康に良い食品を選びやすくなるため、「心臓病による死者を年に500人程度減らすことができるだろう」と強調しています。
国民の健康に一番無頓着な国は日本だといわれています。喫煙に先進国一、寛大なことが国民の健康より企業、税収を重視している表れだと思います。
アレルギー・血液性疾患・痛みのある方必見のページです。
それでもサラダ油を、マーガリンを、スナック菓子を食べ続けますか?
◆マーガリンやショートニングはなぜ固形???
植物性マーガリン・ソフトマーガリン・植物性ショートニング、これらは常温で固形です。バターなどは動物性の脂肪で常温でも固まりやすいですが、本来100%植物油であるマーガリンやショートニングがなぜ固まるのか、なぜ常温で溶けないのか、今まで考えてもみなかったことです。植物油を固体にする技術をフランスの科学者サバジェが発見し、1909年に暑い日でも簡単に溶けない、ショートニングを綿種でアメリカが作り出しました。このマーガリンになる不思議な商品は、窓際に何年おいてもカビも生えないし、虫が卵を産みつけもせず、ねずみやゴキブリも食べません。
「健康によい」と売られている、ソフトマーガリン・植物性マーガリンなどなぜカビも生えない・ゴキブリも食べないのか? この理由が、1990年のオランダの研究者たちの研究で発表されてから、さあ大変となってきたのです。簡単に言うと、実は市販され私達がこの70年間使い続けてきた油の精製の仕方にも注目しなければ・・・それが原因だったのです!ヨーロッパやアメリカ・カナダでノートランス油・ノートランスマーガリンと流れが大変化しだした「NOートランス」への時代。「トランス脂肪」とは「異変脂肪」とも「プラスチック脂肪」と言う学者がいますが、精製された油やマーガリン・ショートニングは本来自然界にない「狂った脂肪」を長持ちさせるため水素化合処理という強引な化学処理で生まれ、この地球で一挙に市場を支配した「異変脂肪」ということだったそうです。
これが生まれてから、この90年間油の業界と学者や心臓学会やFDA(連邦政府食品医薬局)との戦いの90年でもありました。
さて21世紀、この油の精製、トランス脂肪の間題はフロンガスやダイオキシンの環境間題と同じく「食用油と健康」のテーマで大論争テーマとなっていくのでしょうか?
ここからは、あまり知られていない必須脂肪酸についてです。
◆オメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸について
▼オメガ3系脂肪酸
アルファ-リノレン酸(LNA) 多く含む食品:緑黄色野菜、亜麻仁油、キャノーラ油
エイコサペンタエン酸(EPA) 多く含む食品:魚油、オキアミ油
ドコサヘキサエン酸(DHA) 多く含む食品:魚油、オキアミ油
▼オメガ6系脂肪酸
リノール酸(LA) 多く含む食品:ヒマワリ油、サフラワー油、コーン油、ほとんどの調理油、炒められた食物
アラキドン酸(AA) 多く含む食品:肉、動物性脂肪
人類にとってともに必要な必須脂肪酸です。
かつては、オメガ3系脂肪酸:オメガ6系脂肪酸=1:1で進化してきましたが、とうもろこしを栽培するようになってからオメガ6系脂肪酸が過剰になり、現代ではオメガ3系脂肪酸:オメガ6系脂肪酸=1:10〜20とオメガ6系脂肪酸が著しく過剰になり、体内で炎症を起す、痴呆症、知的障害、前立腺肥大などの原因といわれています。
▼オメガ3系脂肪酸を摂ると
必須脂肪酸のバランスを整い、健康な免疫反応のバランスを助けます。
関節や軟骨の健康、美肌、健康な心臓機能、健全な中性脂肪値の維持、正常な心拍リズムの促進、血管保護、神経系や脳の機能促進、うつ、アレルギー、炎症を抑えるなどの多才な効能があります。
賢い子孫を残すには、妊娠前から授乳期までは母親が、離乳食を食べてからは2歳まで、オメガ3系脂肪酸をたっぷり摂るとよいそうです。
くわしくは奇跡の脳を創るをお読みください。
▼オメガ3系脂肪酸の摂り方
アルファ-リノレン酸は、代謝されるとエイコサペンタエン酸になりますが、わずか4%程度しか代謝されません。
そして、オメガ6系脂肪酸がこの代謝を阻害します。
効率よくオメガ3系脂肪酸を摂るには、青魚を食べることです。
しかし、日本ではあまり知らされていませんが、回遊魚の汚染は深刻です。
食べるなら食物連鎖の低い甲殻類(小エビ、ロブスターなど)、貝、イワシ、ニシン、タラ、サケがおすすめです。
最も効率よく2〜4g/日のオメガ3系脂肪酸を摂るには、サプリメントがよいのですが、含有量が少ない、汚染されていたり、鮮度に問題があったりしてよいものを選ぶのは簡単ではありません。
最もよいオメガ3系脂肪酸はオキアミ油ですが、商品化したメーカーは世界で1社だけなので入手がむずかしいですが、私は何とか確保しています。
◆紅花油・大豆やコーンのサラダ油からアトピー・花粉症・炎症を激化させる
これらのオメガ-6系油からはアトピーを激化させたり、関節炎の痛みを強める2シリーズのプロスタグラジンなるホルモン様物質を噴出します。又、このオメガ6系リノール酸を摂りすぎている現代人はこのために喘息や湿疹・感染症になりやすく、免疫反応がいつも過敏になりやすいのです。又、最近ヨーロッパの医学者の中では
●黄疸を含めた肝臓の慢性的トラブル
●関節炎に似た諸症状
●皮膚炎・花粉などに対する免疫系の過剰反応
●心臓や循環器系の悪化症状
●脳の細い血管の破損
●腕・脚の感覚の不能とちくちく痛みなどの症状が促進される原因の1つにもなっていることを知っています。
(ジヨハン大・ブドウイグ博士)
◆関節炎の鋭い痛みを
オメガ-6のリノール油を多量に摂取すると、アトピー性皮膚炎が激化し、関節の痛みが激しくなります。大腸炎では、腸の内層が腫れ上がります。反対に、オメガ-3の多い油を摂ると関節炎・喘息・腸炎などの症状を改善させます。
◆脳に電気的な役割を
オメガ-3脂肪を十分摂ると脳を落ち着かせ気分を高め精神の集中を可能にさせます。逆に濃度が低くなると抑うつ、攻撃的・注意欠陥障害・アルツハイマーへと結びつく。その理由は脳細胞のシグナル伝達を落とし、伝達失敗が起き、気分・集中・記憶の障害が起きやすいからだ。(アメリカ国立精神衛生・ノーマンーセーレム博士)
◆それは本当によく効きました
ジェニファ・ヒルの特殊学級児、リチャードとジェイはシドニーの2人の医師によってフラツクスオイルを摂る実験に入り、1日12g。そして1年後ジェイのアチーブメントテストで両親が興奮すべき結果が出されました。そして、有名高校を3番で卒業し、カリフォルニア有名大学を優秀な成績で卒業。と両親と共に発表しています。(ゲ・ゼル人聞開発研究所・シドニーベーカー博士)
◆心臓について驚くべき新発見
あなたが心臓病で心配しているならオメガ-3です。毎年25万人が不意の致命的な不整脈で突然に死亡していきます。それは心拍のリズムをとっている電気的伝達が乱れるからです。心臓のリズムを整える助けをオメガ-3脂肪がすることが明らかになってきてから、予防がオメガ-3でできるようになったのです。この新しい研究はオメガ-3が直接心臓に作用して突然死を防ぐ働きが強いことがわかってきました。(ハーバード大学・アレクサンダーソーフ博士)
◆オメガ3で突然死をいち早く防御
オメガ3を多量に含有しているフラックスオイルなどの摂取量を高めると、1ヶ月以内に心臓発作による死亡が滅ることが認められました。血中コレステロールを下げる治療では通常2年から3年かかるところをこの新しい発見では1ヶ月で変化があり、しかもビタミンCのように非常に重要な血管状態を影響して動脈のリラックスを広げ、血流を50%近くよくすることもわかってきたのです。オメガ3は動脈壁をリラックスさせる一酸化窒素の放出を行ないます。徴候のある人は摂取を真剣に考えるべきです。(イギリス・ウランス共同心臓病研究グループ)
◆あなたのお子様オメガ-3不足
オメガ3脂肪が欠乏すると、主な徴候は…
ひどくのどが乾く、頻尿・乾燥肌・ふけ症・腕・大腿部・ひどくかたい隆起が起きて・・・
転じてオメガ3系フラックスオイルの
働きはあまりにも広範囲に及ぶため、薬のように特殊治療という固定概念の親にはそれはまるで魔法と驚異にみちたオイルと思うに違いない。(パーデュー大学・ローラー・ステイーブンス博士)
◆中性脂肪をどの薬よりも下げる
聖ルカ病院アメリカ心臓研究所のハリス博士は最近のデータ分析で、血中中性脂肪値はオメガ-3が最も安全で最良の「自然の与える薬」であることを発表しています。博士は72の臨床試験を行い、オメガ-3が血中中性脂肪を平均で28%下げることを知った。又、カナダのゲルフ大学のホルブ博士は、中性脂肪とコレステロールを下げるには「効果的で安全な」オメガ-3とニンニクの組み合わせを強く主張しています。薬には潜在的に副作用があるので。(聖ルカ病院アメリカ心臓病研究所ウィリアム・ハリス博士)
◆慢性関節リウマチにはオメガ3
リウマチの症状として緩和する自然の療法のナンパーワンは、オメガ3脂肪酸である。過去10年・12以上の研究でオメガ3が痛み・腫れ・こわばりをやわらげる助けになってきたことが明らかになった。半数の被験者が非ステロイド鎮痛薬を減らせた。大多数の人の場合、大きな改善は18週から24週であった。これは、オメガ-6系脂肪のアラキドン酸からロイコトリエンに調整が除々に切り替わったためと考えられる。(アルバニー医科大学リウマチ学ジョエル・クレーマ博士)
◆ダイエットにはオメガ3が必要
「脂肪をとると減量に役立つ」といえば、一般の常識からすると驚かれるかもしれないが、実はオメガ-3という超柔らかいオイルを摂ると体内の中の硬い脂肪を除々に溶かしていくのです。オメガ3は中性脂肪や過酸化脂肪の溶解の働きをするのです。「油は油でないと溶かせない」ということを思い出してください。
体の中にオメガ3脂防が不足していると「もっともっと油っこいものがほしい」というメッセージを送ります。すると、フレンチフライやマーガリンやポテトチップスなどのリノール系の油や肉を欲しくなり、多く摂ることになり、ますますオメガ-3脂肪が減ってしまい、肥満となっていくのです。
1日115gフラックスオイルをオメガ-3不足をなくすには、無農薬栽培オーガニックのフラックスオイルの種から冷温圧搾で絞られ、光を100%カットしたボトルに入れられた、トランス脂肪でない豊かなミネラルを含んだ生きたオイルのフラックスオイルがよいでしょう。
◆大腸炎にオメガ-3は偉大な薬なり
腸壁が炎症したり、潰瘍性の大腸炎などは炎症を起こすロイコトリエンB4を抑え、その量
には60%も滅り、期待通りS状結腸鏡で調べてみると、炎症もダメージも減っていることが確認された。ステロイド剤のプレドニゾンの量は半分以下に減らせた。
◆フラックスオイルは魔法のオイルだ
フラックスオイルというオイルは、10年ほど前になってこのオイルの働きがただ1つか2つの特定の症状治療に使われる、従来の人工合成による製薬と全く異なって、健康維持に役立つその薬効のカがあまりにも広範囲に及ぷことを、世界各地が知るようになり、これこそ自然の与えている、魔法のオイルだ。驚異にみちた植物だと認めるようになった。
◆ようこそ、『奇跡の脳』の時代へ
健康のために心臓を強くして血管をきれいにすることなど、身体についての研究は進んだが、
脳については研究が遅れていた。
脳細胞は食事によってもたらされる化学物質と栄養素に体内の他の細胞よりもずっと敏感に
反応することがわかってきた。
常識のウソ:あなたの脳は、生まれつき大きさや潜在能力の限界が決まっている。
どんなに努力しても、それ以上の能力や機能を引き出せる余地はほとんどない。
だから、あなたの人生の可能性にはあらかじめ限界がある。これは逆らいようのない宿命なのだ。
最新の科学的事実:脳は成長し変化し続ける臓器で、その能力や活力は脳にどのような栄養を
与え、どのように扱ったかによって大きく左右される。
したがって、あなたは、脳の機能や自分の運命に劇的に影響を与えることができる。
脳の中で長く未開で残されていた領域はいまや開拓され、詳細な生物学的解明が進んでいる。
そして、私達のすべてに大きな恩恵のあるニュースが続々ともたらされている。
脳の老化にとって最大の敵:活性酸素
◆奇跡の脳をつくる食事
☆人間の脳の生化学的、生理学的な本質は、いまは忘れ去られてしまった先史時代の食事に
ピタリと波長が合っている。現実的には、伝統的な和食にまで戻すことが賢明な選択である。
☆受精前から死ぬまでの間にどんな種類の脂肪を摂るかで、脳をよくするか脳を傷つけるかの、
決定的な違いが生じる。
☆高動物性脂肪食は、インスリンやブドウ糖の正常な代謝を妨害し、糖尿病を進行させ、
脳や記憶を混乱させる。
☆炎症を誘発する脂肪を摂らない方法
・コーンオイル、紅花油、ひまわり油は使わない
・これらの油を原料にしたマーガリン、ドレッシング、マヨネーズは使わない
・これらの油を使った加工食品、スナック菓子、ポップコーンなどは食べない
・水素添加処理植物油、トランス型脂肪酸を摂らない
・加熱調理にはオリーブ油、キャノーラ油を使う
・サラダには亜麻仁油を使う
・オメガ3系脂肪酸の豊富な青魚を食べる
オメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸
☆オメガ3系脂肪酸は最も流動的な脂肪で、細胞膜をソフトで柔軟な状態にする。
動物性脂肪は、細胞膜を硬い結晶の状態にする。
☆母乳にはオメガ3系脂肪酸の1種、DHAが牛乳の30倍含まれている。
母乳は人の赤ちゃんの飲み物、牛乳は牛の赤ちゃんの飲み物。
身体と脳の大きさの比率差は歴然としている。
☆脳の機能をより高めるための最大の秘訣は、脳細胞が安定してブドウ糖を取り込めるように、
血糖値を望ましいレベルで維持する食事を摂ること。
高血糖値、高インスリン値は脳、血管、そして身体全体にとって極めて危険。
☆砂糖は脳細胞にダメージを与え、脳の老化を促進させる。
☆抗酸化物質は、あなたの頭をよくし、あなたを幸せにし、脳の老化を防ぐ。
◆脳の機能を最大限に高めてくれるサプリメント
☆多くの画期的な研究から、受精前から死ぬまでのあらゆる局面で、
ビタミンが脳の最大限の機能を引き出す助けになる。
☆動脈硬化の真犯人ホモシステインを抑制し、痴呆を防ぎ、記憶力を回復させる葉酸の不足は、
現代人がかかえる最も深刻で最も蔓延しているビタミン欠乏である。
(アメリカでは98年穀物への添加が義務化された。)
☆ビタミンB6:記憶力を高める
☆ビタミンB12:呆けを予防する
☆チアミン(ビタミンB1):精神医学的な薬
☆ナイアシン(ビタミンB3):記憶力を高める
☆コリン(レシチンを摂る):優れた脳をつくる
☆ビタミンC:脳を活性化し、IQを高め、脳卒中を予防・回復する
☆ビタミンE:脳を守り、脳卒中、パーキンソン病、アルツハイマー病を予防する
☆セレン:気分をよくし、脳を元気づける
☆αリポ酸:スーパー抗酸化物質で、脳卒中を予防・回復する
☆コエンザイムQ10:脳のエネルギーを高め、脳の活力剤、若返り剤
☆イチョウ葉:脳を守り、老化を抑え、老化する脳に活力を与える知力増強剤
☆ホスファチジルセリン:記憶力をよみがえらせる
☆ヒュペリジン:自然のアルツハイマー薬
☆セントジョーンズワート(弟切草):自然の抗うつ薬
☆SAMe:自然の抗うつ薬の新顔
◆血管の悪玉による破壊から、いかにしてあなたの脳を守るか
☆脳血管疾患の40%は、血中高ホモシステインによる。
血中高ホモシステインは、高齢者だけでなく、若い人の場合も知能の低下を招く。
血中高ホモシステインは、脳卒中発症リスク:3倍、アルツハイマー病発症リスク:4倍になる。
☆血中中性脂肪値が高まると気分が乱れ、脳にもダメージを与える。
血中中性脂肪値を下げる最も効果的で安全な方法は、
魚油:オメガ3系脂肪酸サプリメントの摂取である。
☆高血圧が脳を萎縮させ、記憶力を損なわせ、脳卒中発症リスク:4倍になる。
☆カリウムは驚異的な脳卒中予防効果がある。
◆奇跡の脳を手に入れる10の戦略
信頼できる最先端の膨大な研究データを基にして、脳の機能と健康を守り、高めていくために
あなたができる最も重要な10項目
1.総合ビタミン・ミネラル剤を摂る
多種類のビタミンとミネラルをサプリメントで補うことが脳を守る素晴らしい保険になることは
反論のない証拠が蓄積されている。
あらゆる年齢層において、知的機能や幸福感を維持・向上させる。
現代の食事には、葉酸やセレンをはじめとして脳の正しい機能に不可欠なビタミンとミネラルが
不足している。とりわけ高齢者には総合ビタミン・ミネラル剤が不可欠になる。
2.抗酸化物質のサプリメントを摂る
総合ビタミン・ミネラル剤を摂るだけでは充分とはいえない。脳にとって強力な防衛軍になる
抗酸化物質を摂るべきである。
3.抗酸化物質の豊富な食品を食べる
抗酸化物質の豊富な食品である緑黄色野菜と色の鮮やかな果物
(皮と種に抗酸化物質が多く入っている)を食べる。
4.お茶を飲む
お茶を飲むことは脳を含めて身体中に抗酸化物質を送り込む最も簡単で手っ取り早い
方法である。
5.好ましくないタイプの脂肪を避ける
動物性飽和脂肪、水素添加処理植物油、トランス型脂肪酸、オメガ6系脂肪酸は
有害に働く。
6.魚料理やサプリメントでオメガ3系脂肪酸を摂る
脳が最も必要としている脂肪で、これがないと脳細胞は最善の機能が発揮できない。
胎児、乳児、小児期の成長途上の脳にはオメガ3系脂肪酸を充分に補給することが
特に重要である。
DHAが高い比率で含まれているサプリメントが特にお勧めだ。
7.脳を元気づけるサプリメントを摂る
イチョウ葉は脳の研究に携わる著名な学者の多くが摂っている。
ホスファチジルセリンも注目されている。
8.砂糖と血糖値に注意する
砂糖の摂りすぎは脳にとって有害。
血糖値を安定させるためにゆっくり消化される炭水化物で摂る。
9.摂取カロリーを制限して、体重を減らす
太りすぎも脳にとって好ましくない。
10.自分を大切にする
穏やかに、ポシティブな気持ちで人生に取り組む。血管が詰まらないように、
ダメージを受けないように、血圧、悪玉コレステロール、ホモシステインの数値が
高まらないようにする。
◆限界寿命125歳で死ぬまで健康でいるために、私が実践していること
実践していることはたくさんあります。
週刊朝日2002/11/5増刊号『予防医学の権威がすすめる健康食』にサプリメント記事が
でていましたが、日本は20年遅れていると書かれていました。
サプリメントの規格がないに等しい野放し状態の日本で、効果があって
安全・安心な本当によいものを選ぶのは簡単ではありません。
私が10年以上真剣に探して見つけたピカイチサプリメントは、選択条件を完璧に整え、
『医薬品を超えた著効を見せる』(最も科学的と評判の高い健康雑誌・N誌)と4ページにも
わたり掲載された会社の製品でした。
活性酸素とは
活性酸素やフリーラジカルが関与する代表的疾患
活性酸素:老化や病気の90%の主犯といわれています。
活性酸素=毒=身体を破壊する=病気になるといわれています。
文明が進めば進むほど体内に活性酸素が大量発生します。
スポーツの副作用で最大のものは活性酸素によるダメージといわれています。
体育系大学卒業生は文科系大学卒業生より約7歳短命だといわれています。
発掘!あるある大事典
第183回『活性酸素』
◆酸化と老化
地球が誕生した46億年前、地球上にはほとんど酸素はありませんでした。現在の生物にとってなくてはならない酸素は、海で発生した藻類などが光合成をして少しずつ作り出し、20億年以上もかけて作られました。ほとんどすべての動物はこの酸素を使って体内の栄養分を分解し、エネルギーを作り出しています。
◆酸化とは
物が酸素と結びつく働きを「酸化」といいます。例えば、鉄が時間とともに錆びていきます。これは鉄が空気中の酸素によって酸化されたためです。りんごを切ってしばらくたつと、切り口が茶色に変化してきます。これも、りんごの成分が空気中の酸素によって酸化された結果です。このように酸素に触れたものは必ず酸化していきます。
人間の体は約60兆個の細胞から作られています。そして一つ一つの細胞が血液から酸素と栄養分を受け取り、酸素で栄養分を燃やして(酸化させて)エネルギーを得ています。
人間はエネルギー発生の過程で酸素を必要としますので、その際に使われる酸素に触れたものが(細胞膜、DNAなど)が酸化します。細胞が酸化してしまうと、その機能を果せなくなり、様々な病気につながってきます。
◆老化とは
人間の遺伝子には、最低90歳〜120歳まで生きられるようにプログラムされています。それもなんとか生きているというレベルではなく、元気に病気もせず生きていけるということです。そしてある日、遺伝子に組み込まれた時間が過ぎると「輝き続けた電球がぱっと消えるように」天寿を全うします。
しかし、多くの人は40歳前後から老化が始まり、60歳前後で病気が発病し、徐々に弱りながら死を迎えます。これは年をとるにつれ体の細胞が酸化され、錆びてボロボロになってしまうからです。
◆活性酸素
悪くなる一方の生活環境に住む私達が、いつまでも健康に生きられるためにはどんなことを心がけたらよいのでしょうか。
人間を始め、ほとんどすべての生物は、酸素を使って体の中で栄養分を分解し、エネルギーを得て生きています。
この酸素が他の物質と結び付くことを「酸化」と言います。人間の体は、約60兆個の細胞からできていますが、その一つ一つの細胞が血液から酸素と栄養分を受け取り、酸素で栄養分を分解してエネルギーを得て生きています。体が健康であるということは、体のすべての細胞に酸素と栄養分が十分いきわたり、細胞が元気だということです。ところで、空気中の酸素は比較的安定していますが、呼吸によって体内に取り入れられた酸素は、エネルギーを作り出す代謝の過程で極めて不安定な状態になります。
そして不安定になると、近くにある物質と盛んに結びつこうとします。この時の酸素は大変酸化力が強く、これが「活性酸素」と呼ばれるのです。
生きていくために吸った酸素の中から毒性の強い活性酸素という物質が作り出されています。
これが細胞を傷つけて、ガンや心筋梗塞、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病を引き起こします。
更に、アトピー性皮膚炎、シミ、シワの原因となったり、老化のスピードを早めたりもしています。
活性酸素はあたかも小さな危険物のように体内を転げまわり、触れたものなら何でもかまわず破壊していきます。初めは小さい破壊部分も、抑制されないままだと細胞の損傷と病気を広げていくのです。
特に、細胞膜を形成する脂質との結合を好み細胞膜を破壊するのですが、それはちょうど空気にさらすと料理用オイルが悪臭を放ったり、1日中ビーチに置きっぱなしになった魚(油)が腐ったような匂いになるのと同じことです。
活性酸素の影響を受けると、動脈や静脈を配列する細胞に致命的なダメージを与え、血管を弱らせます。すると、血管は傷つきやすくなり破裂を起こしたり、動脈の硬化を進行させる(アテローム性動脈硬化)動脈凝血プラークを誘因することもあります。
活性酸素は呼吸によって体内に取り入れられた酸素のうち、約2〜3%がなるといわれています。このように、酸素を吸って生きている人間にとって、代謝の過程で発生する活性酸素の害は避けることのできないものです。
しかし、活性酸素は、私たちが生きていく上でなくてはならない極めて重要な働きもしています。その一つが、殺菌や解毒作用です。体内に細菌やウイルスが侵入してくると、好中球やマクロファージと呼ばれる免疫細胞は、自らも活性酸素を作り出し、その強い殺菌力で病原体や有害物質を退治してくれます。このように活性酸素は、有益で頼りがいのある物質であると共に、それが過剰になれば今度は恐ろしい害をもたらします。
◆活性酸素が発生すると、体にもともと備わっている抗酸化物質(スカベンジャー)が消去してくれるので、体は安全に守られているわけです。
私達が抗酸化物質の必要な訳は、有害な活性酸素に満ちた世界に住み、一息ごとに吸い込んでいるためです。
もし酸素がなくてもやっていけるなら、抗酸化剤は用がなくなることでしょう(酸素タンクを背負わなくても月の上を歩けるようになりますし)。
とりわけ地球上では、私たちの細胞が酸素を要求していることから、酸素の反応で生じる因果関係の中で生きていかなければならないのです。
しかし、次のような場合は、通常の呼吸によって発生する何倍もの活性酸素ができてしまい、これがいろいろな病気を引き起こす元となります。
◆普通に呼吸するだけでも発生する。
◆激しいスポーツ、肉体的にきつい仕事などで大量に酸素を消費したとき。
◆高密度の酸素吸入により多量に発生する。
◆体内に病原菌が侵入してきたとき。
◆タバコを吸ったり、車の排気ガスや工場の排煙を吸ったりしたとき。
◆大きな手術をしたり、強いストレスを感じたとき。
◆大量の紫外線(海水浴、テニス、ゴルフ他)を浴びたとき。
◆放射線(レントゲン、胃カメラ、CTスキャン、放射線療法、コバルト療法)を浴びたとき。
◆体内に食品添加物、洗剤、農薬、医薬品などの化学物質が入ってきたとき。
◆電磁波(携帯電話、パソコン、電子レンジ、高圧線、OA機器)を浴びたとき。
◆飲酒(飲み過ぎは大量の活性酸素が発生)
◆ストレス。
などなど
このように、文明が発達すればするほど大量に発生するわけです。
◆活性酸素は直接ないし間接に全疾患の90%以上に関与しています。
1980年代に『ガンができる原因は過剰な活性酸素の発生による』という研究結果が続々と発表されました。
さらに研究が進むにつれて、心筋梗塞、脳卒中などの生活習慣病も『大量の活性酸素によって生じた過酸化脂質が原因である』ということも明らかになりました。
そして、老化の最大の原因ということも明らかになりました。
老化現象、生活習慣病、ほとんどの病気(細菌、ウイルスなどの病原菌のない病気)は、身体が活性酸素との戦いに敗れた結果だったのです。
原因がわかれば、対処方法が見えてきます。
食生活の改善
私達の身体は食べたものから創られています。
何を食べてきたかの食歴によって、健康状態は決まります。
0.最も基本的な考え方
私達は他の生き物の命をいただかないと生きていけません。
動物も植物も今まで生きていました。
その命に感謝して、「いただきます。」と楽しくいただきましょう。
命をいただいて感謝して、「ごちそう様でした。」そして、「おいしかった。」
とすべての食べ物に感謝したいものです。
これだけ科学が発達しても、私達は大腸菌一つ作れないことに気づかされました。
命はそれほど偉大で、自分の命だけでは生きることもできないと気づかされました。
明るく楽しくおいしくいただきましょう。
そして、腹八分目(60代以降はさらに減らす)、摂取カロリーは控え目に、
間食をしない、21時以降は食べない。
1.ご飯をきちんと食べる
ご飯は食生活の土台です。しっかり食べましょう。ご飯が少ないと間食(甘い菓子類)を
したくなります。
パンはご飯と違って砂糖、油脂や添加物が入っているものがほとんどです。
また、副食も油物や食肉加工品などになりがちです。
カタカナ食品(パン)をひらがな食品(ごはん)に変えていくのが簡単なコツです。
2.未精製の穀類にする
ご飯は胚芽(はいが)米、分づき米、発芽玄米、玄米、雑穀など、未精製の穀類にしましょう。
胚芽米や発芽玄米が一般的です。食べた感じが白米に近く、
普通の炊飯器でも炊けます。スーパーマーケットやお米屋さんなど、どこでも買えます。
3.副食は野菜中心にする
副食は季節の野菜、海草、いも類、きのこ類を中心にします。
冬場の生野菜などは好ましくありません。
かならず、動物性食品よりも多く食べるように心がけましょう。
バランスは歯が知っている
犬歯: 4本(肉・魚を食べる歯)
門歯: 8本(野菜・果物を食べる歯)
臼歯:20本(穀物・豆類をすり潰す歯)
植物性食品=7、動物性食品=1 の比率で食べる
タンパク質は摂り過ぎない
体重1kg当たり1.0g
4.発酵食品をきちんと食べる
味噌汁、漬物、納豆などの発酵食品は常食するようにしましょう。
できれば、きちんと発酵して質の良い物を使いたいものです。ただし、塩分は濃すぎないように
ほどほどにしましょう。
5.肉類はできるだけ食べない
肉(牛、豚、鶏)、食肉加工品(ソーセージ、ハム、ベーコン、コンビーフなど)は
極力食べないようにしましょう。牛乳、乳製品も避けましょう。
動物性食品は魚介類や卵くらいにします。
6.揚げ物は控えめにする
てんぷら、フライ類は、できるだけ控えめにしましょう。
油脂類は、炒め物やドレッシングくらいにおさえましょう。
油はリノール酸を減らし、亜麻仁油、オリーブ油、ゴマ油などにしましょう。
7.白砂糖の入った食品は食べない
白砂糖の入った菓子類(クッキー、ケーキなど)、飲料水(乳酸菌飲料、清涼飲料水、
炭酸飲料水など)は摂らないようにしましょう。
8.砂糖や塩は未精製品を使う
白砂糖は使わない。甘味は黒砂糖、蜂蜜、あるいは、みりん、日本酒などで
つけるようにしましょう。
塩も未精製(ニガリが含まれているもの)を使うようにしましょう。
9.できる限り安全な食品を選ぶ
神経質にならない程度に、できる限り安全な食品を使うようにしましょう。
せめて調味料くらいはよいものを使いたいものです。
10.食事はゆっくりよく噛んで
食事はゆっくりとよく噛んで食べる習慣をつけましょう。
噛むことは、食物を細かくするだけでなく、歯茎を丈夫にしたり、脳の血流をよくしたり、
さまざまな有効な働きをします。
11.水は安全な逆浸透膜浄水装置で濾過した水を使う
残留塩素や不純物質の多い水道水は、そのまま飲んだり、調理に使ってはいけません。
必ず質のよい逆浸透膜浄水装置で濾過してから飲みます。
ミネラルウォーターも安心できないものがあります。
人間の心と行動を壊す5つの有害物質を体内に入れない
1.合成着色料(タール色素) 黄色4号、黄色5号、赤色2号、赤色102号、赤色3号など
2.合成保存料 安息香酸
3.合成発色剤 亜硝酸塩
4.酸化防止剤 BHA/BHT
5.味の素 MSG 化学調味料、核酸系調味料 調味料(アミノ酸)
できる限りさけたい食物、飲み物
精製した穀類(白米、白いパン、白い糖類、インスタントラーメン)。肉(牛、豚、鶏)。
食肉加工品(ソーセージ、ハム、ベーコン、コンビーフ類)。ラード。
てんぷら、フライ、マーガリン、ショートニング、
リノール酸(油脂はオリーブ油、ゴマ油、バターなどをドレッシング、炒め物くらいに)。
白砂糖と白砂糖の入った食品(チョコレート、クッキー、清涼飲料水、アイスクリーム、ケーキなど)。
牛乳、乳製品(乳酸菌飲料など)。コーヒー、紅茶、緑茶、お酒などの飲みすぎ。
あなたの食生活はいかがだったでしょうか。簡単なことから少しずつ見直してみませんか。
21世紀はここまででは、満足な結果が得られません。
A.食事の欧米化
B.野菜や果実栄養価の激減
C.精製食品の多用
D.外食や加工食品の増加
などからどんなに食事に努力しても生命を健全に維持・代謝するために身体に必要な
53種の栄養素の種類と量が摂れないことは、日本を除く先進国の常識です。
21世紀は、上記のような質のよい食事に加えて、質のよい総合ビタミン・ミネラル剤は
おかずのひとつになっています。
質のよい総合ビタミン・ミネラル剤を摂らないと健康に生きていけない時代となり、
知的水準の高い方達から習慣になってきています。
サプリメントの規格がないに等しい野放し状態の日本で、
効果があって安全・安心な本当によいものを選ぶのは簡単ではありませんが、
何を選ぶかが最も重要です。
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