【続!!食/健の格言】

コンビニ食の利用は控えめに!別枠:豚にコンビニ弁当与え奇形・死産続出(食べるな!キケェーーン。コンビニ弁当の裏工作

日常の食事と成人病の因果関係…真剣に考えてみるべきかも。

 近頃、様々な名簿から筆者の同世代あるいはそれよりも若い世代の名前が欠け始めている。
その原因はといえば、癌や心筋梗塞。ホントは年寄が罹るはずの病気でだ。ストレスや衣食住を含む現代生活がその原因には違いない。

 筆者の居所のコンビニはこの地方では、屈指のコンビニ食売上店であるが、この数年間の内に創業者家族が3人癌で亡くなっていると聞く。近所では、「忙しいから、売り物の弁当をチン(電子レンジ)して食べてたんだろう。あるいは残り物を。コンビニ弁当なんか滅多食うもんじゃないよ」とウワサしている。ウワサをする人々は医療関係者ではない。しかし、ウワサには、頷ける。ほどほど美味しいとか手軽さばかりが理由ではなく、経済不況の現在、安いこともあってコンビニ食を利用している読者は多いだろう。
スカイ・コンビニとか呼んでいるらしいが、社員食堂を廃止し、自社ビルの2階以上にコンビニを入れて、そこのコンビニ食を社員に食わせている会社もあるほどだ。
そういえば、つい2ヶ月前も、友人のコンビニ経営者が50歳そこそこなのに悪性リンパ腫で亡くなった。経営上のストレスもあっただろう、労働時間も相当なものだったろう、真の原因が何なのかを探るのは困難だが、コンビニ食の問題点について説明しておきたい。

 ある大手有名コンビニが、保存料、合成着色料の2種類を使用しないことを宣言したが、それだけで、そのコンビニのものは安全だと騙されてはいけない。
消毒剤、殺菌剤、発色剤、酸化防止剤、等々用途別分類で20種類以上ある薬剤の内、たった2つを使用していないのに過ぎない。よりマシだという程度の話だ。種類を減した分、他のものの量が増えていれば同じ事だ。これらの薬剤がどう危ないかは別の機会に譲るが、今更説明する必要はないのかも。

コンビニ弁当の食材の正体を疑うことも大事  ☆参考文献:「コンビニ弁当」の食品添加物今 コンビニ弁当が危ない!!

 安価なコンビニ弁当を作るのに、国産食材が使われているなんて幻想は持たない方が良い。
安価ではあっても、売れ残りは出る。この廃棄分を見越しての価格設定なんだから、良いものが使われるわけがない。中身は農薬漬けの外国産食材が殆どだと考えておいた方が良い。 スーパーに並んでいる加工食品の原材料表示をじっくり見たことがあるだろうか。比較的安全に気を遣っているお店でも、純国産のものを探す方が難しいほどだ。
外国で調理されビニール袋に詰められ輸送されて来たものを開封して解凍して消毒剤を振り掛けて容器に詰めたら、ヘイ一丁コンビニ弁当の出来上がり。

 安い外国産食材を用いて、金を掛けずに美味しいものを作る唯一の方法は、化学調味料の多量使用だ。
高グルタミン酸ナトリウム血症、いわゆる中華飯店症候群を惹き起こす可能性があるのだが、痛風も心配だ。
かって美食を究めた貴族の病気も今や20代で痛風なんて患者は珍しくない。痛風の危険性があるといって肉類やアルコール飲料を控えていても、化学調味料を使っていてはその危険性はそのままだ。
 以上は中身についてだが、もう一つの問題がある。

容器と環境ホルモンの関係  
☆参考文献:商品テストレポート_大阪市消費者センター商品テスト結果_国民生活センター「高カロリー」「健康に悪い」、20代女性のコンビニ弁当イメージ

 容器だ。プラスティック容器(以下プラ容器)の代表である発泡スチロールはスチレンでできているが、スチレンは、発癌物質でもあり、子孫を残せなくなる環境ホルモンでもある。
発泡スチロール容器は沸騰する100℃のお湯で融けはしない。しかし、天麩羅油が散っただけで穴があく。この時の天麩羅油は高々150〜160℃だ。電子レンジで規定の時間を過ぎるまで加熱すると容器が変形するよね。規定時間を超えると簡単に超高温になってしまうのだ。
たとえコンビニでお弁当を買ったとしても、プラ容器に入っているものは、そのままチンするのは止めた方が良い。陶磁器の器に移し、食品の乾燥が気になるなら、ラップ類(ラミネートフィルム)をかぶせないで、別の陶磁器の皿をかぶせてチンするのが安全だ。

  プラ容器を作るために使われる化学物質は、原材料の他に、反応触媒剤、酸化防止剤、滑剤、可塑剤、等々10種類以上にも及ぶ。プラ容器の使用ではこれらが身体に入って来るのは間違いない。もちろんラップ類もだ。
また、プラ容器はバイ菌やカビがつき易いことを知っているだろうか。洗濯機のドラムがプラスティックの場合、普段目にすることのない外側はカビだらけだ。近頃抗菌剤の使用を謳う製品が大流行だが、これはプラスティックを使用しているからバイ菌やカビがつき易いことの裏返しでもあるのだ。金属が殆どの昔のクルマはちっともカビ臭くなかったのだが、近頃のクルマときたら臭くなりやすいのなんのって。消臭剤や芳香剤が売れるわけだ。
紙容器も缶容器も実は発癌物質・環境ホルモンを使っている。外国産の安い割り箸もだ。

コンビニが近所にないことは、ある意味幸福なことかも…。

 食事は安全に気を配ってくれる馴染みの食堂や家庭で摂るのが正解。筆者が勧めたいのは自炊。
筆者は子供の頃から台所に立つことが多かったが、今でも自身で買い物に行き、2回に1回は作っている。
「料理の上手な人は頭が良い」と言うが、食材のことや段取りや健康などについても勉強もする機会であり、色んな意味で頭のトレーニングになるのは間違いない。自立は度重なる「自己決定」の後に完成するものだが、台所は現代では数少ない「自己決定の場」でもある。子供や若者にこそ台所に入るべきだろう。

 コンビニがない事を恥ずかしい事のように言う人たちがいる。しかし、コンビニができることは、便利なようでも、長い目で見れば歓迎はできない。
居所でも数社がシェアを巡ってさながら潰し合いの展開をしているが、その状況の下で、数少ない食堂が潰れ、雑貨店が潰れ、食料品店が潰れ、否応なく、危ないものを食わされ買わされる羽目になっている。
コンビニがない事こそ素晴らしい、と思うのは筆者だけだろうか。
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【続々!!食/健の格言】

大豆イソフラボンを多く含むとうたった「健康食品」の誤りについて

食品安全委員会による大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の中で、特定保健用食品としての大豆イソフラボンの安全な一日上乗せ摂取量の上限値が設定された。「健康食品」注)も特定保健用食品同様、多量かつ継続的な特徴が想定されるため、大豆イソフラボンを多く含むとうたった、錠剤又はカプセル状の「健康食品」について、大豆イソフラボン量を測定し、食品安全委員会が設定した安全な一日上乗せ摂取量の上限値を超えるものがないか調べることとした。また、食品安全委員会の安全性評価に関連した対応について、事業者にアンケート調査を実施した。
注)本テストに限り、「健康食品」は、いわゆる健康食品の他、一部栄養機能食品を含む。 

結果

テスト対象24銘柄中14銘柄に「一日上乗せ摂取量の上限値」を超える大豆イソフラボン(アグリコン換算)が含まれていたが、事業者アンケートの結果から、大豆イソフラボン量を変更する動きがあることが分かった 
大豆イソフラボン量が表示量より著しく少ない銘柄があった 
大豆イソフラボン、たん白質、カルシウムのバランスは大豆食品と大きく異なり、大豆食品の代替とはならない 
現状では、食品安全委員会が指摘した内容に関する注意表示がない銘柄が多かったが、事業者の中には、注意表示の変更を検討する動きがみられた 
栄養表示基準における表示の不備がある銘柄があった 

消費者へのアドバイス

大豆イソフラボンを多く含むとうたった「健康食品」の長期的な過剰摂取は避けたほうがよい 
妊婦、乳幼児及び小児は大豆イソフラボンを日常的な食生活に上乗せして摂取しないほうがよい 
大豆イソフラボンを含む「健康食品」は、大豆食品の成分とバランスが大きく異なっているので、大豆食品の摂取と同一に考えない 
大豆や大豆食品はこれまで通り摂取するとよい 

業界への要望

大豆イソフラボンの一日摂取量が、食品安全委員会が設定した「一日上乗せ摂取量の上限値」を超えないよう改善を要望する 
大豆イソフラボン量に関する表示や注意表示等、より分かりやすい表示にするよう改善を要望する 
大豆イソフラボン量及び栄養成分表示の適正化を要望する
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