必要な材料
・少なくとも1個のタイプAコネクタがついたUSBケーブル
早い話がUSB延長ケーブルでもUSBプリンタケーブルでもUSBマウスのケーブルでもOKです。
自分の身の回りで余っているUSBケーブルがあればそれを流用するのが一番安上がりですが、そういうケーブルが手元に無い場合は、最近では100円ショップ等でUSB延長ケーブルやUSB携帯充電ケーブル等が売られており、それを購入するのが一番安いと思います。
・EIAJタイプ2のDCプラグ
EIAJ#2プラグ、極性統一形プラグタイプ2、JEITA#2等とも呼ばれますが、外径4.0mm、内径1.7mmの DCプラグが必要です。これは秋葉原や日本橋などの電子部材を取り扱っている店や、東急ハンズ等で購入可能です。価格はばらつきがありますが100円前後(50〜120円)で入手可能です。
通販を行っている電子部材店もありますが、このDCプラグを容易に入手できない環境の場合は自作は諦めて市販品を購入した方が結果的に安上がりだと思われます。
また、自宅でこのサイズのDCプラグを使用したACアダプタが余っていれば、ケーブルを途中で切り離して流用する事も可能ですが、勿体無いと思います。
上記説明ではUSBタイプAコネクタ付きケーブル+EIAJ#2のプラグという組み合わせですが、もちろん
EIAJ#2のDCプラグ付きケーブル+USBタイプAコネクタという組み合わせでも何の問題もありません。
ただし、入手性を考えると
USBタイプAコネクタ付きケーブル>EIAJ#2のDCプラグ=EIAJ#2のDCプラグ付きケーブル>USBタイプAコネクタ
となる為、前者の組み合わせの方が良いと判断しています。
・ハンダ少々
配線をする為に適量必要です。
・必要に応じて熱収縮チューブ、ビニールテープ等
配線をする為に適量必要です。
必要な工具
・ニッパー
配線を切るのに必要。
・半田ごて
配線を繋げる為に必要。
・テスター
PCやMuVo2を壊したくなければ使用した方が良い。最低限導通テスターか導通を確認できるものは欲しいところ。(理由は後述)
・ピンセット、ラジオペンチ、電工ペンチ
無くても作業可能だがあると便利。
作成手順
大まかに以下の通り。(画像はクリックすると拡大されます)
USBケーブルを準備します。ここでは、100円ショップ(ダイソー)で販売されているUSB携帯電話充電ケーブルを利用しました。
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こちらがEIAJ#2のDCプラグ。プラグ部をねじると外れて中身が見えます。 |
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準備したUSBケーブルを適当な長さでカットし、カットした端の処理をします。 |
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ちなみにこれが通常のUSBケーブル。 |
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通常のUSBケーブルの場合、4本のケーブルのうち赤と黒の信号線がそれぞれ+5VとGNDに相当するのが常識なのですが、今回利用したUSB携帯電話充電ケーブルはなんと赤と黒(プラスとマイナス)が逆転しています。 |
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EIAJ#2のDCプラグの極性は左記画像の通り。極性統一形なので、必ず中心がプラスです。 |
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確認したら、DCプラグとUSBケーブルを配線します。熱収縮チューブを利用する場合は配線する前にあらかじめ通しておく事。 |
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ハンダづけ終了。カシメてみようとしたら若干ケーブルが太かったようです。しかしラジオペンチで強引に挟みこんだ後に軽く引っ張り試験をしてみたら問題無さそうだったのでこれで良しとします。 |
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そして完成したのが左記画像。 |